ナラティブ・セラピーの再著述

ナラティヴ・セラピーの魅力は、人生に生じているさまざまな問題や困難に対する非が自分にあるという物語から離れて、別のストーリーを語れるような場に相手を招けることにあります。

ふだん繰り返される語りは、自分自身が「ふがいない、無能、不十分、何かが欠けている」などいったことを示唆してしまいます。 ナラティヴ・セラピーでは、人の「人となり(アイデンティティ)」を示すストーリーは他にもいくつも存在しているという思想に基づいて、他のストーリー緒に探していくのです。 それは、他者の存在も含めながら、自分自身についての認証作業をおこない、これからのことについて、新たなアイデンティティをもって取り組んでもらいたいからなのです。

ナラティヴ・セラピーでは、そのような語りを「再著述」といいます。本ワークショップでは、この「再著述」に焦点を当てて検討していきます。また、ライブ・カウンセリングもいつものように実施する予定です。

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